• 最近物理本に回帰しつつある。電子書籍に比べて没入感があり、その他刺激に気を散らさずに済む。実際、5/22に買ってコツコツ読んだり読まなかったりした掲題の本を一通り読むことができた。読んだだけじゃ意味ないんだけど…。以下、つらつら感想を書いていく。

私にアーキテクトは向いていない

アーキテクチャ論のような本はこれまであまり読んでこなかったため興味があったけれどもう多分買わないだろう。というのもアーキテクトは私にはまず向いていないだろうと思えたためだ。技術面で言うとそもそもアーキテクティングを実務でまともにやったことがないし、今後やるとも思えないこと。ソフト面だと備えるべき資質を備えていない。

◯◯アーキテクチャ、なるほど分からん

触れたことが無いアーキテクチャについての解説を見てもピンと来ない。ここを入口にサンプルアプリケーションをアーキテクティング~実装してみて初めて肌感覚で分かるんだろう。

今までの現場との接点

マイクロサービスだったりADRだったり、今までいた現場で触れてきたものは頭に入ってきた。皆さんきっとこういう本を参考にしていたんですね…。

アーキテクトのお仕事の雰囲気は感じ取った

感じ取っただけ。すべてはトレードオフなのでアーキテクトっぽい動きはできるかもしれないが、実運用に耐えうるプロダクトをアーキテクティングできる気はしない。案件において近いことを求められた際は第Ⅰ~Ⅱ部を参考にしてみようとは思う。

技術のキャッチアップやソフトスキルについて

アーキテクトでなくとも意識すべきところはいくつかあった。読み返すとすれば第Ⅲ部だけか。特にフリーランスとして生きていくためには専門性を磨きつつ、リスクヘッジしておくに越したことはないため真似したい。

この手の本を見るにつけ思うこと

自分のような一般のアプリケーションエンジニアが学ぶところがどれほどあるだろう。例えばDDDについて学んだとて普段Railsをレールに載って書いている人間が明日から実践できるわけではないと思う。はるか昔DDDに入門した際から思っていた。最近はDDDの易しそうな本が出ているので手にとってみようかな。

リアーキテクティングに踏み切るのすごい

モノリスからマイクロサービスへ、とかそういう次元のリアーキテクティングを指している。いろいろすごいと思うけどあまり想像が付かないところとしてコストって概算できるんだろうか。アクセス数やデータ量からできるものかな。一つの会社に長くいるといろいろ経験できる可能性も上がるのでいいかもだ。自分には未来永劫そんなことは無さそうだけれど。